CASE
Salesforceに最新の顧客情報を常時反映、営業の手作業を解消
Retty株式会社
グルメサービス「Retty」を運営
Retty株式会社様は、実名口コミ型のグルメサービス「Retty」を運営する企業です。
ユーザーが飲食店や料理人について実名で投稿・参照できるBtoC領域に加え、飲食店経営者向けに集客や顧客管理を支援するBtoB領域の事業も展開しています。
本プロジェクトの支援対象は、Retty株式会社様の営業チームです。
営業が見たいデータを、都度BIやSQLで自分で取りに行っていた
Retty株式会社様では、顧客ごとの利用状況や行動データがBigQuery上に蓄積されていました。
しかし、それらのデータがSalesforceに反映される仕組みがなかったため、営業担当者は商談や提案の前に、必要なデータをBIツールで作って参照したり、SQLを書いてBigQueryに取りに行く必要がありました。
属人的な作業に依存していたことで、データの参照が個人のスキルに左右され、商談前の情報収集の品質にもばらつきが出ていました。毎回のデータ取得に時間がかかることで、提案のスピードと精度にも影響が出ていました。
dbt × HightouchでReverse ETL基盤を構築
BigQueryからSalesforceへデータを自動的・継続的に連携するReverse ETL基盤を構築することを起点に、データ整備から連携の実装までを一貫して組み立てました。
データ品質とメンテナンス性を担保し、将来の拡張にも耐える設計を志向
データ整備の工程では、dbt(data build tool)を活用し、BigQuery上に蓄積された顧客データ・行動データを、Salesforceで活用しやすい形に変換・モデリングしました。
データ品質の担保とメンテナンス性を重視した設計により、将来的なデータソースの追加や連携先の拡張にも対応できる基盤を整えています。
dbtでのデータ整備とHightouchによるReverse ETLパイプライン

データソース/基盤:BigQuery(顧客の利用状況・行動データを蓄積)
データ整備:dbtでBigQuery上のデータをモデリング。Salesforce側で扱いやすい粒度・命名に変換し、データ品質とメンテナンス性を確保
連携実装:Hightouchを採用。データウェアハウスのデータを各種SaaSツールへ同期する専門ツールで、Salesforceとの親和性が高く、柔軟なデータマッピングが可能
連携先:Salesforce(営業チームの日常の参照先)
これにより、BigQuery上で更新されたデータが自動的にSalesforceへ反映される仕組みが整い、営業チームへリアルタイムで情報を届けられる体制が確立されました。
営業がBIやSQLを書かずに、Salesforce上で最新データを参照できる状態に
dbtによるデータ整備とHightouchによるReverse ETL自動連携を経て、Retty株式会社様の営業チームに起きた変化は次の通りです。
| 観点 | Before | After |
|---|---|---|
| データの参照方法 | 都度BIで作る・SQLを書く必要があった | Salesforce上で自然に最新データを参照できる |
| 営業の情報収集 | 個人のスキルに依存、品質にばらつき | 誰でも同じ場所で同じデータを参照できる |
| 商談前準備のスピード | データ取得に時間がかかり、提案速度に影響 | 商談・提案時に常に最新の情報がSalesforce上に揃う |
加えて、属人的な作業から解放されることで、人的ミスのリスクも大幅に低減しています。
営業担当者がデータ取得に費やしていた時間を、商談準備や提案内容の検討に使えるようになりました。


